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      スギ花粉症の治療

舌下免疫療法について

舌下免疫療法とは舌の下にスギ花粉舌下液を投与していくことにより、アレルゲン(スギ花粉)に暴露された場合に引き起こされる関連症状を緩和する治療方法です。内服などによる治療はあくまで症状を抑える治療ですが、この舌下免疫療法はスギ花粉症を根本的に完治させることができる可能性のある治療法です。

治療の手順

  1. 診断 スギ花粉症であることの証明が必要です。問診や鼻鏡所見、血液検査(特異的IgE検査)などにより判断します。
  2. 治療 スギ花粉舌下液を舌の下に滴下します。約2分間維持し飲み込みます。1日1回施行し3~5年間継続が必要となります。
    最初2週間が増量期で徐々に量を増やしていきます。3週目からは維持期で同じ量を滴下していきます。

注意事項

免疫療法は現状では唯一の花粉症を治し得る治療法とされていますが
全員に効くわけではありません。
  • 完治例は10~20%程度
  • 少しの症状があったがとても良かったという人が20~30%
  • 効いたと思うという人が20~30%

全体の70~80%の人に有効ということになります。

つまり誰でも完治する訳ではなく、この方法はより症状が良くなるためのものであり、花粉の多く飛散する時には病院も飲み薬などの併用ことも勧められます。少ない併用薬で症状を減らす治療と理解してください。

すべての方ができるわけではありません。
以下の方は適応外です。
  • 12歳未満
  • 妊娠されている方、および、近いうちに妊娠希望の方
  • 重症の喘息を合併している方
  • 重い心臓の病気を合併している方
  • 癌治療中、免疫不全などの病気の方、治療で免疫抑制剤を使用している方
  • 高血圧でベータブロッカーという薬を服用している方
    (他の薬に変更する必要があります)
  • 急性感染症に罹患している方
  • 重度口腔アレルギーの方
治療開始時期について

治療は6月~11月までに開始することが勧められています。花粉飛散が始まる直前に治療を開始すると効果がでないだけでなく、安全性にも問題があります。

副作用について

最も重篤は副作用であるアナフィラキシーショックの出現する可能性はあり注意は必要ですが報告はほとんどありません。

主な副作用は口内炎(1.9%)、舌下腫脹(1.9%)、咽喉頭掻痒感(1.9%)、口腔内腫脹(1.4%)、耳掻痒感(1.1%)、頭痛(1.1%)と報告されています。2014年10月より保険治療可能となりました。詳しくはお問合せ下さい。