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      睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群 ?!

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。 気道(空気の通り道)が閉塞してしまうことが大きな要因として挙げられます。 気道を狭くさせる原因はさまざまです。

ポイントは、いびき いびきは、睡眠中に発生する舌や軟口蓋(のどちんこ)などの粘膜の振動です。そのため、「いびきをかく」ことは、何らかの原因で睡眠中に気道が狭くなっている証拠です。 「いびきは病気の危険信号」といわれています。 しかし、睡眠中のことですのでご自身では気づきにくいのが、この病気の特徴です。ご家族やベッドパートナーなどから睡眠中の「無呼吸」や「いびき」を指摘されたような場合は、お早めに受診されることをお勧めします。

なぜ、日中の眠気になるのか??

十分な睡眠時間をとって身体を休ませているつもりでも、無呼吸のたびに酸素不足のため覚醒が起こり、質のよい睡眠をとることができません。その結果、起床時に頭痛が生じたり、日中の眠気や倦怠感が強くなったり、活力・集中力の低下を自覚したりします。

放置しておくと危険!!

睡眠中のいびきや無呼吸を放置しておくとことは、著しいQOLの低下に繋がることがわかってます。

危険性➀  健康への影響

高血圧や糖尿病などの生活習慣病との合併率の高さが問題視されています。

危険性➁  社会への影響

2003年の山陽新幹線運転士居眠り運転事件のように、日中の眠気が、交通事故に繋がる可能性が高いことが明らかになっております。

無呼吸関連疾患

扁桃肥大、咽頭形態異常
扁桃肥大は、扁桃がなんらかの原因で大きくなり、気道を狭窄する疾患です。生理学的肥大は4~6歳がピークとされているため、主に小児のいびき・無呼吸の原因として注目をされています。しかし、成人になってから発見されるケースもまれではありません。 咽頭形態異常は、末端肥大症に伴う舌肥大が、いびき・無呼吸の発生原因と考えられています。
アデノイド(咽頭扁桃増殖症)
咽頭扁桃が肥大し、さまざまな症状がある状態をアデノイドといいます。アデノイドは、その大きさに比例して鼻腔の閉塞が強くなるため、睡眠中のいびき・無呼吸に繋がると考えられています。
副鼻腔炎、鼻アレルギー
副鼻腔炎、鼻アレルギーにより、鼻閉します。それに伴い、口呼吸となり、睡眠時に開口することにより舌根の落ち込みが悪化することで、いびき・無呼吸が発症すると考えられています。特に鼻アレルギーの小児・成人が急増しており。SASとの合併率が高いと知られています。
咽頭疾患
オリーブ橋小脳萎縮床などの多系統萎縮症で、睡眠中に声帯外転障害を伴うことから、睡眠中に独特のいびき音を出します。

検査の流れ

いびき・無呼吸などの原因の正確な診断

人間は鼻と口で呼吸します。いびきは鼻やのどに狭い場所があり、そこを息が通るときにおこる粘膜の振動や狭窄音と言えます。逆にいびきをかく方は鼻やのどの狭い場所がある可能性があり、その程度が悪いと無呼吸や低呼吸が起きます。のどに何か出来物が出来ていても原因になることがあります。その狭くなる原因を正確に診断します。原因が分からないと正しい治療ができません。耳鼻咽喉科的診察は必須です。

当院では睡眠時無呼吸症候群のみではなく、その他の睡眠障害にも対応します。通常の終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)以外にもMSLT(反復睡眠潜時検査)も可能です。場合によって適切な医療機関に紹介させていただきます。

  • 過眠症(特発性過眠症、ナルコレプシー)
  • 睡眠関連運動障害(むずむず脚症候群、周期性四肢運動異常症など)
  • 概日リズム性睡眠障害(睡眠相後退症候群など)

簡易検査

まず、睡眠検査の第一ステップが、睡眠中の呼吸の状態を簡易的に判断する簡易検査です。 いくつかセンサーを取り付けますが、痛みを伴うものではありませんのでご安心ください。ご自宅で検査を受けて頂くことができます。

精密検査

睡眠状態と呼吸状態を総合的に判定する専門的な検査です。脳波、呼吸状態、動脈血酸素飽和度、体位、心電図などをセンサー類を体に取り付けて一晩寝て頂きます。痛みを伴うものではありません。 充実した検査設備を完備しておりますので、ご安心して検査を受けて頂けます。また、必要な場合は入院での終夜ポリソムノグラフ検査をします。

治療方法

治療といっても様々なものがあり、無呼吸の程度によっても異なります。また、年齢や持病の有無によっても異なります。特に睡眠時無呼吸症候群などでは経鼻的持続的陽圧呼吸療法(CPAP)などの保存的治療が中心となることが多いですが、手術などの他の選択もあります。頭頸部外科医でもある医師が手術適応の有無や効果が期待できるかなどの正確な判断ができます。

また、長年に渡り岐阜大学病院や大垣市民病院などに勤務したネットワークをもとに、様々な病院や医院と連携した治療を行います。

CPAP(シーパップ)治療

現在、睡眠時無呼吸症候群の中~重症の方は、C P A P 療法が第一選択です。CPAP療法は、睡眠時に鼻に取り付けた専用のマスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐ治療法です。 世界的にもその安全性が高く評価されており、SAS治療法として広く一般的に普及している方法です。有効性も認められており、保険適用となっています。

使用方法や治療管理につきましては、当クリニックで丁寧に指導しております。 健康保険でCPAP治療を行うには、毎月1回の外来受診が必要です。 他にも、軽度の場合や状況によっては歯科装具や外科的手術が適用になるケースもあります。他医療機関とも連携していますので、必要に応じて歯科医・耳鼻科医などをご紹介させて頂きます。

検査・治療について

  • 電子カルテ
  • X線撮影装置
  • 聴力検査
  • 鼓膜麻酔器
  • 心電図
  • 耳管機能検査
  • 電子内視鏡
  • 画像ファイリング装
  • インピーダンスオージオメーター
  • CO2レーザー
  • AED
  • 重心動揺検査
  • 硬性内視鏡
  • 顕微鏡
  • 超音波(エコー)
  • 鼻腔通気度検査